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(New!)ブルース・リー師祖が創始した格闘芸術ジークンドーは生きている!

2020/05/02 13:32 に kanejeet が投稿   [ 2020/05/03 21:23 に 如月渚一 さんが更新しました ]
ブルース・リー師祖が創始した格闘芸術ジークンドーは生きている!




 1964年にブルース・リー師祖はダン・イノサント師父と出会い、技術交流の後、ブルース・リー師祖とイノサント師父は行動を共にして行き、イノサント師父はブルース・リー師祖自身の武術『ジュンファン・グンフー』を学んで行きました。
 ブルース・リー師祖の日々研鑽に並行して日々成長して行った武術『ジュンファン・グンフー』はどんどん発展して行き、1965年〜1966年には最早1つのスタイルと呼ぶには相応しくないものに昇華しており、新たな名称を考案して行く中、ブルース・リー師祖とイノサント師父との会話から『ジークンドー』という名称が誕生しました。

 ブルース・リー師祖の片腕・トレーニングパートナーとして様々な技術や考え方を伝授されて行ったイノサント師父は1967年にブルース・リー師祖より、師祖が発行していた『ジークンドー』免状含む3種類の免状全てに3ランク(インストラクターレベル)を認定され、ブルース・リー師祖はイノサント師父をパートナーにしてロサンゼルスに第3の自身の道場「振藩國術館」を開設しました。

 ブルース・リー師祖が日々実践していた世界中のあらゆる武術の研究や日々研鑽とはどのようなものだったのか? ジークンドーが発展して行く姿とはどのようなものだったのか? 何故ジークンドーは最高の武術たり得たのか? それは非常に多局面的な発展を含むものでしたが、一つの大きな要素は、『どんな対戦者(武術家・格闘家)と戦っても、相手を制することができる実戦的強さ』を重視していた事です。
 「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆からず」の格言通り、あらゆる対戦者を想定して、相手が身につけているであろう様々な武術や格闘のスタイルをしっかりと研究把握し、相手の攻撃を考察し、それを制する術を熟考し、あらゆるケースを想定して自分自身をよく鍛錬して行けば、何度戦っても制する事が可能であると、ブルース・リー師祖は世界中の武術・格闘術を研究し、自身の研究ノートにもそれらのスタイルの特徴や弱点を記していました。

 ブルース・リー師祖が世界中のあらゆる武術・格闘術を研究して行ったのは、それらから有効な技術を自分のものにして行く目的と共に、それらを身につけた対戦者と対峙した時にどう対処するかの研究でもあったわけです。
 1960年代のアメリカ武術・格闘技界、空手試合が寸止め制であった時に、フルコンタクトで打撃あり、投げあり、決め(極め)ありの総合的実戦スパーリングを実践していたブルース・リー師祖。ブルース・リー師祖のスパーリングパートナーも務めていたイノサント師父は、師祖の本物の実戦技の特徴、得意技を身をもって知り尽くしており、その技法を現代に伝え、高弟にはそれら秘伝も伝承しています。
 ブルース・リー師祖には秘密の技法が幾つもあり、それらを伝授されていたイノサント師父でしたが、ブルース・リー師祖の方針で振藩國術館でも公開禁止を守っていました。

 さて、先述した通り、1960年代の寸止め制空手試合全盛の時代に、ブルース・リー師祖は戦いに於けるその技術と実戦力の高さが突出していたため当時の幾人もの王者を指導していました。 正にジークンドーは技法も哲学も最高の武術だったのです。

 1973年、ブルース・リー師祖逝去。ダン・イノサント師父はブルース・リー師祖が遺したその最高のジークンドーを正統継承&伝承して来ています。ブルース・リー師祖が逝去した時点で、遺されたジークンドーの物凄い量のオリジナル技法は1mmも変えないで遺されたままの形で伝承される「ジュンファン・グンフー」となりました。これにブルース・リー師祖の遺した哲学的側面を含めて「ジークンドー」や「ジュンファン・ジークンドー」と呼ぶ場合もあります。

 私達ダン・イノサント師父(傘下)門下生は、ブルース・リー師祖の遺された技法と哲学をそのままの形で学び、伝承されています。これらはわざわざ「オリジナル」と呼ばずとも完全オリジナルの伝承です。オリジナル技法には沢山の局面があり、グンフー、キックボクシング、トラッピング、グラップリング、テイクダウン、決め、サブミッション(極め)、チーサオ、木人、型、トレーニングドリル、フィジカル、戦術や哲学、その他沢山あります。
 この様に沢山の技法が存在するその理由は、例えば、水上を移動する際、大海ではモーターボートが有効であり、ジャングルではカヌーが有効であるように、その時々の状況に応じて駆使されるべき有効技法が異なる事があるからです。

 私達が修練しているものは「総合格闘競技」ではなく、路上の “何でもあり” の実戦総合格闘術です。練習過程では様々なパンチ・キックの攻防や様々な迎撃なども当然修練しますが、実戦は6秒以内で相手を制するものです。故に私達はリードビルジーによる眼突きや喉突き、リードキックによる金的、膝関節などへの先手攻撃(一撃、追撃)で一瞬で相手を仕留めます。そのために繰り出すタイミングや角度、数種類のスピードトレーニングをとことん訓練実践しているわけです。
 広い場所では眼突き金的を含むボクシングやキックボクシングが有効ですから私達は先ずブルース・リー師祖流(つまりラウンド制では無い6秒以内に倒す戦術)のボクシング&キックボクシングを究極まで鍛えます。また、エレベーターや人混み等の狭い場所や滑り易い場所でトラッピングが有効であればそれを駆使して相手の両手を不動にして頭突きや金的膝蹴り等で仕留めます。例えば相手が一人で周りに物が無い場合には寝技で仕留める事もあるでしょう。私達ジークンドーマンは、ありとあらゆる状況に応じてその際に最も有効な攻撃が自然発動されて相手を制するようにブルース・リー師祖の遺したオリジナル技法を修練して行くのです。

 さて、1960年代の武術・格闘技界〜1970年代の武術・格闘技界〜1980年代の武術・格闘技界〜1990年代の武術・格闘技界〜2000年代の武術・格闘技界〜2010年代の武術・格闘技界〜2020年代の武術・格闘技界、、、スポーツの世界でも何の世界でもそうであるように時代と共に実に様々な技術的変革が起きたり、発展を遂げたりしています。

 私達、ブルース・リー師祖の格闘芸術ジークンドーを正統継承する者の使命は、ブルース・リー師祖が遺したその遺産であるジークンドー(技法&哲学)を1mmも変える事無く次代に伝承して行く事と、その最高の武術ジークンドーをブルース・リー師祖の生前と同じように最高の武術として各々が身につけて普遍的最高の各々の『生きているジークンドー』にする事です。

 つまり、『普遍とは、変化と共に変化する事』。
間違ってはいけないのが、ブルース・リー師祖が遺したジークンドーに別の技を自由に加えて変化して行く、ということではありません。伝承・継承に於いてそれは1mmも変えてはいけません。それが正統継承です。
 私達が取り組まねばならない事は、ブルース・リー師祖が生前に取り組んでいた作業、、つまり、ジークンドー(ジュンファン・グンフー)の1つ1つの技術を修練してそれぞれの質を向上させて行く事と同時進行で、世界中の様々な武術・格闘術の使い手(対戦者)と対峙した時ににどう対処するかの研究を怠らないという事。

 1960年代の格闘技界シーンと2020年代の格闘技界シーンは異なります。例えば、1984年から日本でスタートした世界初総合格闘競技である新格闘技(シューティング/現・修斗)や、1993年のアルティメット大会から現代の発展した世界のMMA(総合格闘競技)の流れは無視できないはずです。ボクシングもムエタイもルール有る競技ですが、どちらも路上の実戦でも実戦力が高いのは疑いようの無い事実であるように、MMAの強い選手も本当に強い。もし、現代のMMAの選手と対峙したらどう対処するのか? 先手攻撃が避けられて組まれたら、、先手の打撃にタックルを合わされたら、、いきなり後ろから組まれて倒されたら、、色んな局面でMMAの選手がどんな技術を持っていて、どんな技術を使ってくるのかを知っていなければなりません。知らない技には簡単に引っ掛かってしまうからです。更に相手が武器(棒やナイフ)を持っていたら? 

 あらゆるものを研究し、或いは体験し、そして『ブルース・リー師祖が遺したジークンドーの技と戦術で』どのようにそれらを制するかを訓練する。
 何故、イノサントアカデミーではジークンドー(ジュンファン・グンフー)の他に世界中の様々な武術・格闘技を学び体験できるのか? その答えの大きな一つの理由がそこにあるのです。

 「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆からず」という実践的姿勢、コンセプト。
 時代は変化し、武術・格闘技界も発展・進歩して行く事を常に洞察しながら、ジークンドーマンはその時代のどんな対戦者と対峙しても相手を制する事が出来る様に常に研究対策し日々研鑽して行く事が肝要です。ジークンドーマン達がブルース・リー師祖が遺した沢山の同じ材料(技法)から各々が各々の心身に合った取捨選択を通して各々が各々を表現をすると、微妙に異なる各々のジークンドーが表現されて行きます。
 そのジークンドーを各々が上記過程を通して『生きているジークンドー』にして行かねばなりません。そういう姿勢である故、私達が継承しているブルース・リーズ ジークンドーは最高の武術、『生きているジークンドー』なのです。他を見る事も体験する事も学ぶ事もなく、ただ闇雲に習った事や独自の我流技術をロボットの様に繰り返しているだけではブルース・リー師祖の哲学に反します。武術的側面のジークンドーは、一人で踊るダンスでは無く、相手(一人or複数)を無視できない実戦格闘術。相手も生きているのです。

 そして『ジークンドー』は本当に奥が深く、繊細な理解が必要で、ブルース・リー師祖が遺したものの量も膨大です。これらを正しく学び、正しく理解し、正しく身につけて行くには、真贋見極める目を持ってブルース・リー師祖からの正統継承組織に於いて、正統的指導員の下、長年の修行をWALK ONの精神で継続して行く事が必要です。
 日本振藩國術館では正しい心で長年の努力を積み、それを実現して成長し続けている正式指導員が沢山います。私はそれが本当に誇らしく嬉しいのです。

                      2020年4月28日 中村頼永