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10月13日、NHK-FM『トーキング ウィズ 松尾堂/ブルース・リーと映画を語る』オンエア!

2013/09/17 19:13 に 関誠 が投稿   [ 2014/06/29 2:18 に HP管理人 IUMA さんが更新しました ]

中村頼永師父がNHK-FMに登場!
ブルース・リー師祖をはじめ、マニアックな話題が縦横無尽に炸裂!

  『トーキング ウィズ松尾堂』
NHKーFM   
日曜 午後0時15分〜2時 

(「バックナンバー」参照)
http://www.nhk.or.jp/program/matsuodo/backnumber.html


10月13日 放送
『ブルース・リーと映画を語る』

【司会】
松尾貴史   加藤紀子

【ゲスト】
映画監督阪本順治
武術家、ブルース・リー財団日本支部最高顧問中村頼永

《番組紹介》

東京・渋谷の老舗の書店、「松尾堂」を舞台に展開されるトーク・バラエティ。毎回、異色な顔合わせによる、多彩なお客様(ゲスト)をお迎えし、とっておきの一冊旬な話題について、軽妙洒脱なトークを繰り広げます。

発売されたばかりの新刊、ベストセラー、さらにはその道の通も垂涎の珍しい古書まで、この店の品揃えの良さには定評があります。何よりも老舗ならではの店主の気遣いが感じられるお店なのです。

休日ともなれば、このお店にはとっておきの一冊旬な話題を携えて、多彩なお客さま(ゲスト)が次々と訪れます。

そして、ゲストの方々の愛する本や音楽の話題、思い出話、失敗談等を店主は巧みなトークで引き出していくのです。この店だけの出会いという名の本を、今日もまた一冊、お聴きの皆さまにお届けします。本と音楽を愛し、「人生」を楽しむ方々に… 
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『トーキング ウィズ 松尾堂』公式サイト「トピックス」より

http://www.nhk.or.jp/program/matsuodo/nouveau.html

【トピックス nouveau】

このページでは、番組のエピソード、裏話などや、リスナーの皆さまからのお便りなどもご紹介します。

10月13日 「ブルース・リーと映画を語る」

【お客様】
阪本順治(さかもとじゅんじ)さん (映画監督)
中村頼永(なかむらよりなが)さん (武術家・ブルース・リー財団日本支部最高顧問)

<収録後の集合写真>
 阪本順治さん(中央左)と
  「キューティーハニー」が大好き(!)な中村頼永さん(中央右) 

◇時代を超えて愛されるブルース・リー
今年はブルース・リー没後40年。このところ、ブルース・リーの師であったイップ・マンを題材にした映画やブルース・リーの生涯を振り返る映画が2本公開され、話題になりました。また、香港で開催中の特別展や追悼イベントに日本からも多くのファンが訪れているそうです。また、近年は再びカンフー映画のブーム到来の兆しがあります。ブルース・リーの影響は、今も生きているのでしょう。時代を超えて愛されるブルース・リーの魅力、そして、その哲学や映画に与えた影響についての興味深いお話をお届けしました。


◇さて、今回のお客様は・・・
エンターテインメントから社会派まで、幅広いジャンルの話題作を発表し続け、間もなく「人類資金」が公開される映画監督の阪本順治さん。そして、武術家で、ブルース・リー財団日本支部 最高顧問の中村頼永さんをお迎えしました。
立場は違っていてもともにブルース・リーの大ファンでいらっしゃいます。ブルース・リーの遺品からキャラクター商品まで、屈指のコレクターでもある中村さんから、まさか「キューティーハニー」や「キャンディ・キャンディ」のお話を伺うとは。鍛え上げた筋肉隆々の体の持ち主から可愛いお話を聞けるなんて、戸惑うやら、嬉しいやら。


◇ブルース・リーとの出会い
ブルース・リーは、アメリカ・サンフランシスコ生まれ。香港で武術を学んだのち、再びアメリカへ渡り、「ジークンドー」を創設。テレビドラマ「グリーン・ホーネット」の準主役に抜擢される。香港に戻った後、1971年に製作された初主演作「ドラゴン危機一発」は空前のヒットとなり、「ドラゴン怒りの鉄拳」「ドラゴンへの道」で、香港映画界のトップスターとして注目を集める。そして、アメリカ・香港の合作映画「燃えドラゴン」の公開を前にした、1973年7月20日に32歳という若さで急死。その墓は現在、アメリカ・シアトルにある。

*「ジークンドー(截拳道)」
=“超実践的武術”であり、“物事のフィロソフィー(哲学)”。武術的解釈では“拳をさえぎる道”という意味。
 哲学的解釈では“あらゆる形式に束縛されない方法” 。

ブルース・リーとの出会いをお二方に教えていただきました。

阪本さん
・中学3年生の時。「燃えよドラゴン」を映画館でみた。
・超人的で、肉体に精神が宿っているヒーロー。
・その頃、みんながヌンチャクを振り回していた。

中村さん
・中学2年生の時、「未知との遭遇」を観に行ったとき、たまたま上映された「死亡遊戯」の予告編を見て、体中に電流が走った。
・眉間の1本のシワ、ビン(もみあげ)の長さ、髪型、服装など、ブルース・リーのすべてを真似ることで一歩でも近づこうとした。

ブルース・リーの生涯や思想など何も知らず、多くの男子はそのアクションに熱狂し、ヌンチャクを振り回し、「アチョ~ッ」と叫びながらマネをしていました。それは男子の“通過儀礼”のようなものなのでしょうか。


◇ブルース・リーと映画
阪本さんは、ブルース・リーの映画のメイキングを見て、「それまで技を相手の体に当てて怪我をさせていたかと思っていたが、実際は当てないで、映画の殺陣(たて)として見せ方を考えながら動いていたことに驚いた」とおっしゃっていました。 この点については中村さんからも「ブルース・リーは、映画のひとつひとつの動きを細かく演出メモにつけていた」「ブルース・リーが師と仰いだ日本人カメラマン・西本正さんから、絵コンテや台本をきちんと書くことなどを教わった」ということを伺いました。 
そして実際の撮影現場でも、ブルース・リーは、エキストラと同じ食事を希望し、一緒になって映画を作り、撮影チームの団結力を高めていたこと、トラブルを回避するコミュニケーション術にたけていたことなど、興味深いお話も伺いました。

ブルース・リーの存在について、阪本さんは「アジアから出た世界的スターであることに誇りを感じている、そして、どこか陰の部分をたずさえている“死生観”がいい。ジェームス・ディーンと並ぶ“通過儀礼”としての存在。『どついたるねん』など自分の作品のルーツになっているかも知れない」とおっしゃっていました。そして、中村さんからは「彼が求めたものは、死を恐れず、それを受け入れ、物事の“陽と陰”とを追求した“死の芸術”である」という言葉もいただきました。

今一度、ブルース・リーの映画を見直してみようと思います。子どもの頃に無我夢中になってみたアクションシーンだけでなく、彼の哲学、生き方の姿勢など、多くのことを学べそうな気がします。

阪本さんが監督をなさった「人類資金」はなんと“構想33年”! ニューヨークの国連本部でのシーンは1年半がかりで撮影許可を取り、厳寒のロシアから灼熱のタイへ移動しての撮影では、60度近い温度差に苦しめられるなど、かなりハードな条件の下で作られた労作です。ストーリーや演出、豪華な出演者の共演に期待は膨らみますが、今回取り入れられた、イスラエルの接近格闘術「クラヴ・マガ」や、過酷なロケのお話などを踏まえて映画をみると、さらに映画の深みも増すことでしょう。楽しみです!

阪本さん、中村さん、素敵なお話をありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

加藤紀子の“本の帯”
ブルース・リーの映画は、20代前半の頃にみました。憧れましたね。そしてブルース・リー特有の視点やアクションのみせ方は、根っからの映画人だと思っています。
それに、あのファイティング。女性からみると、いつも守ってくれそうで、なにか危険があれば、必ずや闘ってくれるに違いない。そういった面でもとても憧れる存在です。とても40年も前に亡くなったとは思えません。時代を超えて、男性にも女性にも愛される数少ないヒーローのひとりですね。
それにしても中村さんは楽しい方でした。きっと意外な面をもっとお持ちのはず!機会があったらぜひ探ってみたいですね~。
ではみなさま、次回もどうぞお楽しみに!

◆資料/番組を盛り上げた華麗なるコンテンツの数々!◆